No.38 4月になりました。当業界の経営者は、新しい気持ちで、自社の改革、大発展をスタートしましょう。
(1)省力化。
(2)コストダウン。
(3)高品質化。
(4)他材料商品に勝つ新商品に、取り組む。鉄、プラスチック、アスファルトの需要を、PC製品に取り込む。
(5)「業界内の競争に勝つ」の目的ではなく、大局的に考えて、多くのことに取り組む。
(6)一つずつ、詳細に、まず調査する。具体的に、為すべきことを、組み立て、実行計画を、立案する。いかに早く達成するか工夫する。
(7)常に、ベストを目指す方針とする。
(8)生産設備改革は、「メーカー」である以上は、最重要課題として、優先して取り組む。償却が終了した設備は、「もっと素晴らしいもの」を目指す。
本号から一つずつ例示していきます。考え方、進め方です。
1.生産関連
(1)ミキサー
1.現在、多用されているものは、傾胴型、横一軸型、横二軸型、パン型です。いずれも、駆動部分が、コンクリート内にあるものです。これに対して、新規取り組みのミキサーは、駆動源が、混練するコンクリートの外にあるものです。回転羽根は、自転、公転の組合せで、底面に沿って動きます。パン型の高級品です。底部に、高耐摩耗性の、高精度水分測定センサーが、組み込まれています。この連続測定値が、コンピューター上にグラフ化され、そのバラツキが、合格レベルに達すると、骨材の付着水分のデータが確定し、これに基づいて、水分供給が、全自動で行われます。水を一気に入れると、セメントが、局部的に水分リッチになるので、水を連続測定しながら、添加剤を混入した水を、少しずつ連続投入します。即ち、十二分に空練りして、少しずつ注水して、「練」のタイムをとります。これで終了です。
2.出来上がりコンクリートは、水分量を、ワンタッチで測定します。
スマホに、連続測定グラフが出てくる、最新型ハンディ水分計で測定します。成形時の成形性を目で見てチェックし、コンクリートに加える水分%を修正、指示します。(続く)