セメント使わず建設材料~触媒が砂を直接接着 東大生産研
東京大学生産技術研究所(東大生産研)は14日、セメントや樹脂などの接着成分の代わりに、触媒を使って砂同士を直接接着して建設材料を製造する技術を開発したと発表した。コンクリートと比較して飛躍的に高い耐久性を実現。珪砂や砂岩、ガラス、砂漠の砂、月の模擬砂など二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とする材料であれば接着が可能。SiO2は多くの砂や砂利の主成分で、地球上のあらゆる場所で原料を半無限に調達できる。これまで粒度が小さすぎて利用できなかった砂漠の砂などを利用した建設材料の製造が可能となり、資源の枯渇回避が期待できる。
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