No.52 約300兆円の新需要に取り組みましょう

世の中で大きな問題が発生し、その解決策が、改めて強く求められています。当業界は、これに対応して世のため人のために大きな役割を果たすべきです。これを詳しく説明します。

1.問題とは「アスファルト」という材料のことです。以前の課題は「アスファルト車道は制動距離が長く交通事故が多い」や「摩耗が早く 必ず4~5年でやり直しが必要」でした。  今は「国内の原油活用技術が進歩してアスファルトが発生しなくなり、全て輸入材料 に頼っているため価格の高騰が続いている」という状況が加わり、その対策が強く 求められている現状です。

2.車道には、アスファルトかコンクリートを使うしかありません。しかし生コン使用は養生に時間を要すなど工期に課題を残し、ILブロックは時速30㎞の道路までしか使え  ないと結論が出てしまいました。

3.それでもアスファルトに代わる方法は「コンクリートの活用しかない」のです。 役所サイドから「すばらしい第4の車道はコンクリート製品の活用しかない。 良い技術を求める」という流れを作ることが大切です。

4.そして役所が新しい技術を求めた時、業界はどう対応するかです。現状のILブロックの課題は、はっきりしています。

①まずコンクリートの品質をどれくらい高品質に出来るかです。生コンの空隙率5%に対してILブロックは9%~8%です。原田が、これまでこのレポートで書いているように、世界の最新技術では空隙率1%強が実現されています。

②製品をかみ合い形状にして、ブロックを並べた時に製品同士が絶対に「ズレない」 を実現しなければなりません。

③サイズは㎡あたり50個取りでは小さすぎます。

④製造設備では大量生産システムが大進歩しました。これを導入しましょう。1台のマシンで3,000㎡/日を達成されています。

⑤役所から材工で直接受注し、製品の品質責任だけでなく、最新のセット方法を学んで、出来上がり品質を保証する販売システムを取り入れましょう。

⑥材工で保証販売する価格は、現状のアスファルトと同等の15,000円/㎡で売りましょう。1日の生産販売量は、1工場で材工4,500万円/㎡です。

頑張りましょう。

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