大賞に石山祐二氏、ブロック造普及に尽力 日本建築学会賞   

日本建築学会(会長=小野田泰明氏)は14日、2026年の日本建築学会賞受賞者を発表した。建築に関する学術・技術・芸術の発展に貢献した個人会員をたたえる大賞には、石山祐二氏(北海道大学名誉教授)、藤森照信氏(東京都江戸東京博物館館長、東京大学名誉教授)、渡邊俊行氏(九州大学名誉教授)の3人が選ばれた。

このうち石山氏は、構造基準整備への貢献に加え、国際協力や開発途上国支援における長年の実績が高く評価された。特に1981年の新耐震設計法導入に際しては、建築研究所の主任研究員として制度設計の中核を担い、地震層せん断力係数(Ai)の導入など、現在の耐震設計の基盤となる重要な枠組みの確立に寄与した。また国際的にも、ISO3010(地震荷重)の改訂を主導し、日本の耐震技術を国際基準へと反映させるなど、構造分野における国際的な影響力を発揮してきた。

さらに、開発途上国におけるブロック造建築の普及にも大きく貢献している。国土交通省の国際展開支援事業「フィリピンにおける安全なブロック造技術の普及」では実行委員会委員長を務め、日本の知見をベースとした技術基準の整備や施工デモンストレーションの実施などを通じ、現地における安全な建築技術の定着に尽力してきた。

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