材料噴射型3DCP、実工事RCに初適用 清水建設  

清水建設(本社、東京都中央区、社長=井上和幸氏)は、日本製鉄瀬戸内製鉄所(大阪府堺市)の製鉄設備建設工事で、設備の基礎となる鉄筋コンクリート柱2体の施工に材料噴射型3DCP技術を適用した。実工事で有筋構造部材に材料噴射型3DCP技術を使い、オンサイト施工を実施したのは今回が初めて。ロボットアーム型のモバイルプリンターと自動材料製造装置を新たに開発し、10トントラックで現場に運搬。断面積0.4㎡、高さ2mの有筋構造部材を計画位置で直接施工した。材料噴射から表面仕上げ完了までの時間は1体あたり2時間50分で、在来工法と比べて施工期間を約4割短縮した。

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