関東地区意見交換会 PCa生産性に大きく寄与 日建連
日本建設業連合会(日建連、会長=宮本洋一氏)と国土交通省関東地方整備局および管内都道府県公共発注機関による2025年度「公共工事の諸課題に関する意見交換会」が15日、ロイヤルパインズホテル浦和(埼玉県さいたま市)で開催された。意見交換会では▽公共事業予算の確保と入札・契約制度の改善▽働き方改革の推進▽生産性の向上▽担い手の確保―の四つのテーマで議論した。 このうち生産性向上では、プレキャスト工法について、工程短縮や安全性向上、省人化に大きな効果があり、建設現場の生産性向上に大きく寄与すると指摘。活用拡大を図るため、対象構造物を規格化・標準化した上で、プレキャスト工法を設計段階から採用するよう求めた。また、ハーフプレキャストやサイトプレキャストを含むプレキャスト工法の更なる活用拡大に向けて、コスト以外に省人化や施工性、維持管理などを評価基準とするVFMの考え方を採用したマニュアルを全ての地方整備局で導入するよう要請。さらに、プレキャスト工法の活用拡大にはコスト以外の評価に着目したガイドライン、マニュアルの整備が効果的だとした上で、北陸、近畿、中国の各地方整備局ではマニュアルの制定を終え運用段階にあるとして検討を求めた。
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