大林組（本社、東京都港区港南、社長＝佐藤俊美氏）は２０日、トヨタ自動車未来創生センター（愛知県）、豊田中央研究所（同）、大林道路（東京都）と共同で、変化する街や道路インフラのニーズに合わせて、迅速・容易に更新可能なＲＣ製の高機能化舗装「マルチペイブ」を開発したと発表した。マルチペイブは、下面に溝を設けたＲＣ製高機能化路版同士を、敷砂上に設置したゴム付き連結板にて固定する。交換性を重視して目地部に目地砂を使用していないため、容易に設置・取り外しが可能。連結板は、施工時の位置決めの目安になるほか、路版にかかる車両の荷重を分散させて路版の沈み込みや破損を防ぐ機能も有している。従来のアスファルト舗装の代替として、迅速・容易に更新可能で、設置箇所の条件により、交通上の注意喚起を促す路面の発光機能や、豪雨などへの備えになる透水・排水機能などを付加することができる。大林組技術研究所（東京都清瀬市）に実物大モックアップを構築して、施工性を検証した。

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