製品出荷量の減少続く 遠心管・ポールは10年超 23年出荷実績  

経済産業省・生産動態統計の2023年実績値が確定した。コンクリート製品7品目(鉄筋コンクリート管、コンクリートポール、コンクリートパイル、護岸用コンクリートブロック、道路用コンクリート製品、PCはり・けた製品、空洞ブロック)は、護岸用ブロックを除く6品目で出荷量が前年実績を下回った。鉄筋コンクリート管は11年連続、コンクリートポールは10年連続の減少で、需要の長期減少傾向に歯止めがかからない。コンクリートパイルは3年連続の減少。資材価格の高騰による建築計画の見直しが影響した。護岸用コンクリートブロックは4年ぶりの増加だが、2年連続で出荷量が50万トンを下回った。PCはり・けた製品は前年の2桁増から一転、大幅な減少となった。空洞ブロックは4年連続の減少。年間出荷量が初めて5000万個を割り込んだ。

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