第2四半期、増収営業増益4社 土木好調、パイル低迷
上場コンクリート製品メーカー11社の2024年3月期第2四半期の連結決算が出揃った(旭コンクリート工業、イトーヨーギョーは単体、日本コンクリート工業は開示を延期)。 増収営業増益となったのは旭コンクリート工業、日本興業、ヤマウHD、ヤマックスの4社で前年同期から1社減った。増収営業増益企業の顔ぶれは、建築系が中心だった前年同期から一転して全て土木系が占めた。特に道路整備や災害復旧工事向けに出荷を伸ばしたヤマウHDとヤマックスの九州2社、土木・景観資材事業が共に好調な日本興業の3社の業績が光る。一方、パイル系各社は資材・燃料価格の高騰による工事費の上昇や人手不足による建築計画の見直し、工事遅れの影響を受けて軒並み減収となった。
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