No.42  コンクリート製品の表面を粗面にするための知識

1.コンクリート製品の表面を粗面にするための知識。

①ネガティブアプリケーション(金型表面で処理)②ポジティブアプリケーション(打設仕上げ後のコンクリート表面で処理)

2.深さは、日本で発売されているものは、0.5㎜、1.0㎜、1.5㎜、3.0㎜、4.0㎜、7.0㎜の6種です。

①0.5㎜、1.0㎜、1.5㎜は、化粧面に使用。

②3.0㎜は、通常の打継面用、4.0㎜は、少し強い要求条件の場合に使用、7.0㎜は、新幹線用や高速道路用の特に強い力がかかる場合に使用される。

3.薬剤を選択する時に注意する点。

多種販売されているので、ベスト品を選択する必要があります。選択する際に、必要なポイントは次の通り。

①形成される粗面の深さが、0.1㎜単位の精度であること。

②出来上がりの深さは、上記の6種から選択できること。

③洗い流しが5日後でも、7日後でも、目指す深さが変わらないこと。

④簡単に洗い流せる状態が、ずっと続いていること。型枠掃除が簡単であること。

⑤使用量が、67g/㎡以上と、最低であること(一般的には、300g以上まである)。

⑥危険物でないことをチェックする。郵便で送られてくれば、OK。

⑦1リットルあたりの単価と、㎡あたり最低使用量(何g以上使用)から、㎡あたりの理論コストを計算し比較する。販売品一本あたりのコスト比較は厳禁。

⑧のポジティブアプリケーションの場合、打設してすぐスプレー出来るものを選択する。浮き水が出て、それが引くのを待つ必要のあるものは、止めておく。かなりの労務コストダウンになる。その他の選定条件は、ネガティブと同じです。

4.薬剤を使用する時の注意点

①㎡あたり67gを実現する為に、特別のスプレーを購入します。

②吹出し口が、特別の形をしています。必要な圧力が設定されています。どの位離れてスプレーするか、どの位の速さで移動するかは、㎡あたり、67g以上を実現するために、テストしましょう。かなり離れて、スプレーすると良いです。広い面積をスピーディーに完了できます。

③6種を使い分けますが、使用方法、使用量、使用対策は同一です。

結論として、素晴らしい薬剤が出現しています。「CSEプロ(CSE pro)]です。出来上がりが素晴らしい事と、㎡あたりのコストが安価であること、そして、スプレーを指定されたものを使用すれば、素晴らしいい結果が得られます。ドイツのHEBAU社のみが、上記を達成し、原田社が、輸入、在庫して、郵便で供給されています。活用してみましょう。

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