會澤高圧コンクリート（本社、北海道苫小牧市、社長＝會澤祥弘氏）は8月30日、洋上風力で発電した電気を直接洋上でアンモニアに燃料化し、タンクに貯蔵するグリーンアンモニア製造艦（GAPS）の実証機開発に着手したと発表した。GAPSはフルコンクリート製で、開発中の1号機は「MIKASA」と命名。8月31日から幕張メッセ（千葉市）で開催された「第2回国際風力発電展」で開発の全体像を公開した。洋上風力で発電した電気を使い、その場で運搬が容易なアンモニアを製造。タンクに貯蔵し、海陸輸送して使う直前に燃料電池クラスの水素に転換して使用するので、海上から陸地へ送電するグリッドが不要。低コストで安全かつ実現性の高い水素サプライチェーンの構築を目指す。

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