VFM評価方法を提示、設計でPCa選択しやすく 国交省  

国土交通省は9日、第12回コンクリート生産性向上検討協議会(会長=前川宏一横浜国立大学都市イノベーション研究院教授)をWeb会議で開催した。このうちプレキャスト(PCa)工法の導入促進では、直轄土木工事のコンクリート構造物の工法選択にコスト以外の要素を取り入れるVFM(バリュー・フォー・マネー)について、経済性以外の新たな評価項目と配点、定量的な評価方法を提示。併せて、過年度の設計業務でPCa工法を採用したボックスカルバートの比較データに新たな評価手法を適用した比較検討結果も公表した。 定量的な評価指標として示したのは、▽経済性(工事費)50点▽省人化効果・安全性向上(総人工数)20点▽働き方改革寄与度・安全性向上(施工日数)20点▽環境負荷低減(CO2排出量)10点―の4項目で評価点の総合計は100点(カッコ内は評価指標)。PCa工法と現場打ちコンクリートについて、各評価項目の優位性を点数化して導入効果を比較できるようにした。

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