「事業承継しない」24%、小規模企業ほど承継難しく 中小企業実態調査  

中小企業庁は3月30日、2022年の中小企業実態基本調査(速報)を公表した。中小企業の事業承継に関する質問では、全産業の経営者の約3分の1(33.0%)が事業承継(親族内承継、役員・従業員承継、会社への引継ぎ、個人への引継ぎ、その他)について考えていると回答した。一方で、「現在の事業を継続するつもりはない」と回答した経営者が24.0%と全体の4分の1近くに達した。事業承継の意向別構成比を見ると、「今はまだ事業承継について考えていない」が41.3%で最も高く、次いで「親族内承継を考えている」225.6%、「現在の事業を継続するつもりはない」24.0%の順。建設業では、「今はまだ事業承継について考えていない」が40.6%、「親族内承継を考えている」26.2%、「現在の事業を継続するつもりはない」23.4%の順。製造業では「今はまだ事業承継について考えていない」37.5%、「親族内承継を考えている」28.3%、「現在の事業を継続するつもりはない」23.2%の順だった。また、製造業のうち窯業・土石製品製造業について見ると、「今はまだ事業承継について考えていない」が42.0%で最も高く、次いで「親族内承継を考えている」29.6%、「継続するつもりはない」17.7%の順だった。

 

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