CFCCで軽量化、百年床版を共同開発 ヤマウなど
長崎大学、博多工業(長崎県)、H.O.C(長崎県)、ヤマウ(福岡県)、東京製綱インターナショナル(東京都)はこのほど、炭素繊維複合材ケーブル(CFCC)を用いたプレストレストコンクリート構造コンクリート床版「百年床版」を共同開発した。支間長5m以下の小規模な歩道橋向けに開発したスラブで、版厚の薄肉軽量化により狭隘な現場でも人力施工ができ、既設下部工を活かしたまま上部工のみの取替えが可能。塩害環境下でも、かぶり厚を変えることなく高い耐久性を発揮する。鋼材を使用していないので現場状況に合わせた切断が可能で、橋梁台帳などによる管理が行われていない小規模橋梁でも架け替え時の現場合わせが容易にできる。また鋼材腐食がないため、補修などの維持管理コストも大幅に削減できる。
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