増収営業増益3社、赤字・減益企業が増加 24年3月期第1四半期
上場コンクリート製品メーカー11社の2024年3月期第1四半期の連結決算が出揃った(旭コンクリート工業、イトーヨーギョーは単体、日本コンクリート工業は11月6日まで開示を延期)。増収営業増益となったのは3社で前年同期と同数だった。土木系では、道路整備や災害復旧工事などに恵まれた九州のヤマウHDとヤマックス、四国の日本興業の3社の業績が好調だったが、それ以外の各社は出荷量が伸び悩んだ。前年度に値上げ前の駆け込み受注があり、その反動減も影響したと見られる。一方、パイル系各社は物流倉庫や工場など民間建設需要はあるものの、足元で大規模物件が一巡したことや資材・燃料価格の高騰による工事費の上昇、人手不足による工事遅れの影響もあり、前年同期比で出荷量が大幅に減少した。
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