北洋銀行は9月27日、會澤高圧コンクリート（本社、北海道苫小牧市、社長＝會澤祥弘氏）に総額80億円のシンジケートローン枠を設定したと発表した。参加金融機関は同行をはじめ、商工中金、みずほ銀行、北陸銀行、七十七銀行、日高信用金庫の６行。SDGsの達成にインパクトを与える活動として設定したテーマが、環境・社会･経済に及ぼすポジティブな影響とネガティブな影響を包括的に分析・評価し、その実現に向けた継続的な支援を行うポジティブ・インパクト・ファイナンスを適用した。今回のファイナンスではコア・インパクトの一つを「コンクリート製品の製造と環境負荷低減の両立」としており、會澤高圧コンクリートが2035年までのカーボンニュートラル「NET ZERO2035」へのコミットメントを宣言し、自己治癒コンクリート「バジリスク」をはじめとする環境負荷を低減したコンクリート製品の開発・供給により、環境・社会へ好影響を与えている点が評価された。

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