セメント工場の排出CO2を骨材に固定 安藤ハザマ  

安藤ハザマ(本社、東京都港区東新橋、社長=国谷一彦氏)は灰孝小野田レミコン(京都府)と共同で、化学吸収法により試験回収したCO2を粒状化再生骨材に固定する実験を6月から開始した。安藤ハザマを幹事会社とするCPコンクリートコンソーシアムで取り組んでいる、CP(CARBON POOL)コンクリート開発の一環で、CO2は、太平洋セメント熊谷工場(埼玉県熊谷市)で化学吸収法により試験回収したものを使用する。今回の実験では、熊谷工場の実証試験で回収した450㎏のCO2を、CPセンターに設置したCO2固定化仮設備を使って粒状化再生骨材に固定できることを確認した。今秋にも再び熊谷工場で試験回収したCO2を使い、粒状化再生骨材にCO2を固定。CO2を固定した「CP骨材」を使用したCPコンクリートを、滋賀県内の公園施設で試験施工することにしている。

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