今後の国土交通技術開発は国が牽引を 有識者会議
国土交通省は8月28日、分野横断的技術政策について議論する「第4回分野横断的技術政策ワーキンググループ」を開催し、2025年度の第6期国土交通省技術基本計画策定に向けて、インフラ整備・維持管理関係の技術開発と社会実装をテーマに、これまで技術政策の在り方を議論した成果について中間取りまとめ案を示した。取りまとめ案では、分野横断的技術政策の現状と課題について示した上で、今後の方向性として、▽国による技術開発の一貫した力強い牽引▽研究・開発の投資の強化・効率化▽社会実装の円滑化・加速化―の3つを示した。その上で、今後の方向性について「国による技術開発の一貫した力強い牽引」では、社会課題解決に資する技術開発を推進するため、国は政策の目標(ビジョン)やロードマップ、技術開発のニーズを示すとともに、民間企業ではリスクが高く困難な技術開発について、強化すべき領域を設定し、研究から普及までの各段階で、必要な支援や投資を行い、総合的に価値の高い技術開発を強く誘導するよう求めた。
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