3DCP×スイコム、札幌に光るベンチ「すいこんぶ」 鹿島建設など
鹿島建設と金沢工業大学は、3Dプリンティング技術とCO2を吸収・固定する環境配慮型コンクリート「CO2‐SUICOM」の技術を組み合わせた新たなベンチ「すいこんぶ」を、鹿島建設が事業開発した複合商業施設「札幌4丁目プレイス(4PLA)」の屋外エントランス脇に設置した。「生命×昆布」をコンセプトに昆布をモチーフとした生命感を宿したユニークなデザインは、金沢工大の学内コンペ選ばれ、CO2を吸い込むコンクリート素材と昆布の形状から、「すいこんぶ」と名付けられた。座面は透明アクリル製で、内部にはIоT対応のLEDテープライトが組み込まれている。夕刻以降、照明が点灯すると、アクリル越しに見えるモルタルの積層痕がやわらかな光に浮かび上がり、海中で光を受けて揺れる昆布のような幻想的な表情を見せる。
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