富士山に退避壕を納入、3000m付近にフルPCa 高見澤

高見澤(本社=長野市緑町、社長=高見澤秀茂氏)は、このほど富士山の高所に設置する退避壕(シェルター)を納入した。世界文化遺産であり日本一高い山・富士山への納入としても注目される。山梨県が富士山噴火や落石などに備えた避難施設として、富士山・吉田口下山道の7合目および8合目付近に整備を進めているもので、初の設置となる今回は2基を設置した。1基あたり約135人(10人/㎡)を収容でき、噴火・落石のほか、大雨や落雷など緊急時の避難場所としても活用する。県は今後6年間で、合計13基の整備を進める計画だ。

納入した退避壕は、幅2500㎜、高さ2000㎜、長さ2400㎜の上下2分割ボックスカルバートで設置延長は5.4m、全18セット。環境負荷低減の観点から、自社開発の低炭素型コンクリート「ロカコン(Locacon)」を採用。さらに、厳しい高山環境下で施設の長寿命化・メンテナンスフリー化を図るため、ひび割れを自己修復する自己治癒コンクリート「バジリスク」の導入を提案。高所施設は点検・補修の負担が大きく、維持管理の省力化が課題となることから、山梨県側も採用を決めた。高見澤は今回の経験を踏まえ、今後も山岳現場で登山者の安全確保に力を尽くす考えだ。

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