福島原発津波対策にアッシュクリート 安藤・間

安藤・間(本社、東京都港区赤坂、社長=福富正人氏)は8日、自社開発のアッシュクリートを福島第一原子力発電所の津波対策工事に適用し、これまでに10万トン以上の石炭灰を有効利用したと発表した。アッシュクリートは、火力発電所から排出される石炭灰とセメント、石膏および海水を使用した硬化体。炭種や燃焼条件によって品質のばらつきが大きい石炭灰を、流動性の調整が可能な最適含水比を基にした配合設計と製造管理技術で調整し品質の安定化を図っている。今後、津波対策の一環として東京電力ホールディングスの発注で6月に着工した「1F日本海溝津波対策防潮堤設置工事(材料製造工事)」にもアッシュクリートを適用する計画。

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