流動性、強度に優れたジオポリマーを試作 神戸製鋼など

神戸製鋼所(神戸本社、兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通、社長=山口貢氏)は1日、ポゾリスソリューションズ(神奈川県)と従来品より高い流動性と強度を有し、様々な用途に対応可能なジオポリマーの試作品を共同開発したと発表した。ジオポリマーは、セメントの代わりに高炉スラグやアルカリ溶液を添加してコンクリートのように硬化させる技術。セメントを使わないため製造工程におけるCO2排出量の削減が可能。これまで、コンクリートの基本性能である流動性と強度の両面で課題が指摘されていたが、独自の添加物を使用することで高い流動性を保持し、強度も確保することに成功。極めて短時間で高い強度が得られるジオポリマーの製造方法を確立した。

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