クリーンクリートN、CO2排出量マイナス 大林組
大林組(本社、東京都港区港南、社長=蓮輪賢治氏)は15日、CO2排出量の実質ゼロ以下と廃棄物削減を実現する「クリーンクリートN」を開発したと発表した。製造時のCO2排出量を最大で80%削減するクリーンクリートに、CO2を吸収し固定化した炭酸カルシウムを主成分とする粉体を混ぜ合わせ、その比率によってCO2排出量を差し引きゼロからさらにマイナスにできるカーボンネガティブコンクリート。プレキャスト製品だけでなく、コンクリートプラントで製造し現場打設が可能。混合する粉体は、コンクリート産業から発生するセメント系廃棄物を原料としているため、CO2の排出量削減と同時に廃棄物の削減にも貢献する。2022年度中の工事適用をめざす。
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