3DPで共同研究、大学内にラボを開設 金沢工大と鹿島建設

金沢工業大学(理事長=泉屋吉郎)と鹿島建設(本社、東京都港区元赤坂、社長=天野裕正氏)は、セメント系3Dプリンティングに関する共同研究を開始することで合意し、金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス内に研究拠点となる「KIT×KAJIMA 3Dプリンティングラボ」を開設した。ラボには、スイスABB製のロボットアーム式3Dプリンターを導入した。両者が開発した専用ノズルを装着し、高さ2,700×奥行き1,700㎜の積層造形ができる。また、トラックモーションにより最高で毎秒1.6mの水平移動が可能。両社は今後、同ラボを拠点に環境配慮型コンクリートCO2-SUICOM(スイコム)を適用した3Dプリンティング構造物の研究を進め、カーボンネガティブを実現する施工技術の確立を目指す。

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