ピーエス三菱を買収へ、TOB240億円 大成建設 

大成建設(本社、東京都新宿区西新宿、社長=相川善郎氏)は9日、中堅ゼネコンのピーエス三菱(東京都)をTOB(株式公開買い付け)で買収すると発表した。ピーエス三菱の23年3月期連結決算は売上高1093億円、純利益37億円。TOBにより連結子会社化し、ピーエス三菱が得意とするPC橋梁事業などでシナジー効果を創出、競争力の強化やコスト削減を進め、収益力の向上を目指す。連結子会社化後もピーエス三菱の上場は維持する方針で、ピーエス三菱は同日、TOBに賛同すると発表した。同社筆頭株主のUBE三菱セメントと、第2位株主の太平洋セメントもTOBに応じることで合意済。

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