人口減少を反映した社会資本整備求める 財政審分科会   

財務省は10月19日、財政制度等審議会財政制度分科会を開催し、社会資本整備と農林水産について審議を行った。このうち社会資本整備では、長期にわたり国際的に高い水準の公共投資を行ってインフラ整備を進めた結果、社会資本の整備水準は大きく向上し、社会インフラは概成しつつあるとの現状認識を示した。公共事業関係費の予算規模については、防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策への取り組みなどにより増加していると指摘。今年度の建設投資額が2010年比で1.7倍にまで増加する一方で、建設技能者数は減少傾向にあり、労働需給がタイトになっている状況を踏まえて公共投資の規模を見極める必要があるとした。

 

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