低炭素型コンクリートで1日2回転製造を実現 安藤ハザマ  

安藤ハザマ(本社、東京都港区、社長=国谷一彦氏)は3日、安藤ハザマ興業(東京都)と共同で、1日2サイクル製造可能な低炭素型セグメントの製造方法を確立したと発表した。主に中小口径のセグメントが対象で、製造効率を保ったまま製造時のCO2排出量を従来比最大で75%削減できる。セグメント製造では、普通ポルトランドセメントの一部を高炉スラグ微粉末などの産業副産物に置換して製造時のCO2排出量を削減できるが、置換率が高くなるほどコンクリートの強度発現が遅れるため、脱型時期は遅くなる傾向にある。低炭素型セグメントを1日2サイクルで製造するには、コンクリート打設後約6時間で脱型強度を確保する必要があり、両社は「蒸気養生の最適化」と「早強性混和材の使用」により、低炭素型セグメントの1日2サイクル製造を実現した。

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