産業副産物を高度利用 資源循環ジオポリマー 清水建設  

清水建設(本社、東京都中央区京橋、社長=井上和幸氏)は神戸製鋼所(東京都)、ポゾリスソリューションズ(神奈川県、10月1日付でシーカ・ジャパンと統合)と共同で、原材料に用いる産業廃棄物の活用率を大幅に高められる資源循環促進型のジオポリマーコンクリートを開発した。ジオポリマーの流動性や強度を決定する反応メカニズムを分析して、骨材と練混ぜ水にそれぞれ製鉄所から産出されるスラグ骨材とアルカリ廃液を活用する独自の配合技術を構築。活性フィラーだけでなく、コンクリート骨材や練混ぜ水にも産業副産物が有効活用できるようにして、活用率を重量比ベースで従来の20%から最大96%まで高めた。

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