下水道技術基準見直し、割り込みマンホールも 国交省   

国土交通省は埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故を受けて、下水道管路施設の維持管理性を高めるため、マンホールの構造を中心に見直しを進めている。10月30日に開かれた「下水道管路マネジメントのための技術基準等検討会(第3回)」では、管路施設の長寿命化や維持管理手法の改善などについて議論。このうちマンホールのメンテナビリティに関して、マンホールの間隔、構造・大きさ、マンホール蓋の大きさ、マンホール蓋の機能追加の4項目について検討が行われた。マンホールの間隔では、用地確保難や工事費縮減のため、規定間隔を大幅に超えた長距離スパンとなる場合が多く、点検・調査・清掃において機械化が困難で作業負担も大きい状況にある。このため会議では、改築の機会を捉え、点検・調査・清掃・修繕・改築などを行う際に、適切な間隔に見直すことを基本とする方針が示された。また、改築の予定がない場合でも「割り込みマンホール」の設置を検討し、維持管理性の向上を図るとした。

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