護岸ブロック製作に3DCP試行導入 国交省関東地方整備局
関東地方整備局荒川調整池工事事務所は、埼玉県内で進む荒川第二調節池の排水門・堤防整備として進めている「荒川第2調節池」の建設工事で、護岸ブロックの製作に建設用3Dプリンターを試行導入した。同事務所はi‐コンストラクションモデル事務所としてBIM/CIMを活用した先進的な取り組みの普及に注力しており、建設用3Dプリンターの試行導入もその一環で、現場作業の省人化・省力化が狙い。このほど、製作工程を関東地方整備局職員や沿川自治体職員らに公開する見学会を開催した。建設用3Dプリンターを用いた護岸ブロックの製作は、「令和4年度荒川第二調節池排水門及び囲繞堤新設工事」(施工=飛島建設)で実施した。護岸全体約600㎡のうち72㎡を対象とし、従来工法と比べて施工期間を約2日短縮、約10人工の削減を見込んでいる。直轄河川工事で3Dプリンターを活用するのは、荒川水系では初となる。
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