22年度建設投資額62.9兆円 2年連続で増加 建設経済研究所
建設経済研究所は1月26日、2021・22年度の建設投資見通しの最新状況を公表した。国の21年度補正予算や民間設備投資の動向などを反映して11月に発表した見通しに修正を加えた。21年度の投資総額(名目値)は62兆8200億円(前年度比3・2%増)で、11月の調査から3000億円の上方修正となった。国内外の経済活動の持ち直しにより事務所ビルなど民間建設投資が増え、政府建設投資も微増が見込まれる。22年度は62兆9900億円(同0・3%増)で、前回予想から500億円の下方修正となった。引き続き民間非住宅建設投資は増加するが、政府建設投資は21年度補正の事業費が20年度から微減となる。民間住宅投資もコロナ禍からの住宅需要回復の勢いが一服し、前年度からの減少が見込まれるため、建設投資全体では21年度と同水準にとどまると予測した。この結果、建設投資は2年連続で増加する見込みとなった。
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