3800万トン割れ、2022年セメントの国内販売量 セメント協会

 セメント協会が発表した2022年のセメント国内販売量は3748万8000トン(前年対比1.4%減)となり、4年連続で前年を下回った。4000万トン割れは3年連続で56年ぶりの低水準となり事実上、過去最低を記録した。新型コロナウイルスの影響に加え、公共事業が落ち込んだ。建設現場の人手不足で工事の進捗にも影響が及んだと見られる。コンクリート製品部門向けのセメント販売量は、521万3000トン(同22万4000トン、4.1%減)と5年連続で減少した。全部門のセメント販売量に占めるセメント製品部門の割合(プレキャスト化率)は13.9%となり前年から0.4ポイント低下した。

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