全国大会を開催、会長が基調講演 土木学会

土木学会(会長=佐々木葉氏)は、9月2日から6日まで東北大学川内北・南キャンパスと仙台国際センターを主要会場に、令和6年度土木学会全国大会を開催した。「自然とくらしの奥深き風景をつくる土木へ」を大会テーマに据え、自然や社会、生活の多様性にも寄り添った旧来の土木の在り方や土木が持つ「奥深さ」について展望した。

4日には「土木を風景から考える」と題して佐々木会長が基調講演を行った。佐々木会長は「土木がつくるインフラは、それ自体が眺めの対象になると同時に、それを眺める場所、そして何よりもそれがあるから可能になったことが、風景として私たちの目を楽しませてくれる。我々は、社会資本整備が目的ではなく手段であることを忘れていないか。本当につくりたいものは、インフラ整備によって生まれる暮らしや活動で、それが美しい国につながるのではないか」と語った。

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