No.56 コンクリート製品業界が非常に儲かる時代になりました

生産技術がもの凄く進歩しました。我々日本人には信じられないような、素晴らしいレベルまで来たことを、まず認識しましょう。

一工場での生産能力が、信じられない位アップしました。日本の遥か先を進んでいます。日本にはコンクリート製品メーカーが900社あります。トップ企業は売上げ534億円で、38工場で生産しています。平均すると1工場約16億円です。世界がどの位進歩しているのかを、原田社が日本に導入しようとしている最新工場を例に示すと、1工場で108億円の売上げです。この工場が素晴らしいのは、生産要員がオペレーター1名でOKなことです。皆さんの工場の人件費率と比較してみて下さい。因みに、この工場にはオペレーター1名の他、雑務に2名を置いています。

全自動化した工場で、トラブルが装置に発生すると、その場所を自己診断して自動的にメーカーへ情報が流れ、メーカーから復旧など対処方法の指示が直ちに届く仕組みになっています。品質管理メンバーが、全く不要になりました。W/Cのバラツキが、全自動コントロールで殆どゼロになりました。品質管理のデータが空隙率になりました。日本製のILBは8~9%、流し込み成形品は5~6%ですが、この最新工場では1%強になりました。想像を絶する高品質が達成可能な最新生産工場です。空隙率1%の場合、圧縮強度も現状の遥か上のレベルになります。

この工場では色々な製品が出来ますが、1種類でフル生産になる商品があります。車道を、アスファルトからコンクリートに代える製品です。日本全国に127万㎞の車道が存在し、その95%がアスファルトです。これを全て特殊なコンクリート製品に代える仕事は、無限大に近い需要が生まれます。今、アスファルトは全て輸入で値上がりが凄いです。アスファルトは、出来るだけ早くコンクリート製品に代えたい。超大量需要です。販売でも、新しいシステムをやりましょう。「製品を販売する」から、「出来上がりを販売する」です。生産だけでなく、セットも一括で受注し、建設業界では初の、出来上がりを長期に保証する販売形式を推進しましょう。

このシステムは役所サイドが希望している形で、建設業界が現在、出来上がり保証を100%拒否している現状を、打破しましょう!

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