資本1億円に減資、欠損補填に充当へ スパンクリート 

スパンクリートコーポレーション(本社、東京都文京区湯島、社長=村山典子氏)は5月15日、8月31日付で減資を行うと発表した。2023年3月31日時点の資本金約33億円のうち約32億円の減資を行い、資本金を1億円に引き下げる。減資により生じるその他資本余剰金32億円のうち、約5億4000万円を繰越利益剰余金に振り替えて欠損補填に充当する。 同社は主力のスパンクリート事業が不振で、新規に立ち上げたプレキャスト事業も安値受注などで損失が拡大し、20年3月期から3期連続で営業赤字を計上する厳しい決算が続いている。23年3月期決算ではスパンクリートとプレキャストの両事業で2億5700万円の減損処理を実施。さらに子会社岩瀬プレキャストの株式評価損4億8000万円を計上して、5億4800万円の純損失となり2期連続の最終赤字となっている。

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