千歳にグリーンファブ、低炭素PCa部材を積極活用 ラピダス
国産の最先端半導体の量産を目指す新会社、ラピダス(本社、東京都千代田区麹町、社長=小池 淳義氏)は5月22日、北海道千歳市に建設する次世代半導体工場の説明会を千歳市内で開催し、工場建設には高炉スラグでセメントを置換した低炭素型コンクリート製のプレキャスト部材を採用してCO2排出量の大幅削減を図る考えを示した。今月から造成工事を始め、第1棟となる「IIM‐1(イームワン)」を9月に着工し、25年4月からラインを稼働する計画。北海道の豊かな自然と一体化するように屋上緑化などを大胆に取り入れ、従来の工場のイメージを一新するグリーンファブ(環境配慮型工場)のデザインを採用する。自然とマッチした工場を建設時から目指すため、積極的にCO2の排出削減に取り組む方針で、資材製造時のCO2削減では、セメントを高炉スラグ微粉末で置換した環境配慮型コンクリートを使ったプレキャスト部材を北海道内の工場で製造し、これをIIM‐1に使用。これによりCO2排出量の40%削減を図る。
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