4000万トン割れ、製品向けも減少続く 21年セメント販売量
セメント協会が発表した2021年のセメント国内販売量は3801万9000トン(前年対比3.1%減)となり、3年連続で前年実績を下回った。4000万トン割れは2年連続で、55年ぶりの低水準まで落ち込んだ。人手不足による工事の遅れに加え、コロナ禍による民間建設投資の見直しや工期遅れなどが影響したと見られる。コンクリート製品部門向けのセメント販売量は、543万7000トン(同7万2000トン、1.3%減)と4年連続で減少した。セメントの国内販売量も減少したため、全部門のセメント販売量に占めるセメント製品部門の割合(プレキャスト化率)は14.3%となり前年から0.3ポイント上昇した。
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