CNコンに付加価値、効果時間や防錆性能 経済産業省 

経済産業省は14日、産業構造審議会産業技術環境分科会と総合資源エネルギー調査会基本政策分科会の小委員会による、第3回クリーンエネルギー戦略検討合同会合を開催した。コンクリート・セメント分野では、欧米のスタートアップが「CO2排出削減・有効利用」を付加価値としたライセンスビジネスを展開中であることを踏まえ、CO2吸収型コンクリートについて、いかに追加的なメリットを確保するかが技術開発やビジネス展開を進める際のカギになると指摘。追加的付加価値の例として、コンクリートでは硬化時間の短縮や水使用量の削減等の技術開発に加え、用途拡大の観点から、防錆性能に係る技術開発などを挙げた。またセメントでは、キルンのエネルギー効率性を維持しつつ、設置コストを最小限にするための技術開発が重要とした他、廃棄物と回収CO2をより多く活用していくカーボンリサイクルセメントを開発することが重要な課題になるとした。

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