岡村建興の環境製品、PIFで支援 川崎信金

川崎信用金庫は1日、SDGsの実現に取組む取引先への融資「ポジティブインパクトファイナンス(PIF)」を岡村建興(本社、神奈川県川崎市川崎区鋼管通、社長=岡村清孝氏)に実行したと発表した。融資額は2800万円、期間は5年。同信金のPIF実行は今回が初めて。岡村建興は資金調達を通じて、環境配慮型PCa製品「SR‐PCa」製品の開発・販売など、同社が設定した5つの目標実現に取組む。このうち「SR‐PCa」は、戻りコンを原料に骨材分離、乾燥、粉砕の製造工程を経て製造したスラッジ再生セメントを調合した低炭素コンクリート「SRコンクリート」で製造したPCa(プレキャストコンクリート)製品。社会的課題となっている戻りコンを再利用して産業廃棄物の削減を図るだけでなく、セメントを置換するためCO2削減にも寄与する。同社は2024年4月の販売開始を目指している。

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