レジンに画像を転写、装飾建材「写画版」を開発 トーシン
レジンコンクリート製品製造販売のトーシン(本社、埼玉県さいたま市岩槻区大戸、社長=藤野勲次氏)は、高強度で軽量なレジンコンクリートに写真やイラストを転写する技術「写画版」を開発した。特許取得済で、景観整備などの公共工事で埋込式案内板や山名案内板として利用が始まっている。写画版は、造影剤を塗布した白いバックライトフィルムに、インクジェットプリンターで写真などを印刷。これを型枠にセットしてレジンコンクリート(熱硬化性樹脂)を流し込むと、硬化したレジンコンクリートに反転画像が転写される仕組み。 レジンコンクリート製品の製造と画像などの転写によるデザインを同時に行うことができ、簡便にデザインプレート(=写画版)を製造することができる。レジンコンクリートは耐水性・耐熱性・耐衝撃性に優れており、強度は普通コンクリートの約3倍。屋外の装飾に限らず内装用建材としても有望な新材料で製造方法も簡易だ。打設時にテーブルバイブをかけるが、生コンに比べてレジンコンクリートはエアの抜けが良いので、きれいな仕上がりになるという。
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