移動式3DP技術を開発 大型RC部材を現場施工 大成建設 

大成建設(本社、東京都新宿区西新宿、社長=相川善郎氏)は9月25日、移動式3Dプリンティング(3DP)技術を開発したと発表した。新たに開発した装置は、多関節ロボットと建設用3DP技術を融合した製造装置。プリント材料の適切な押し出し制御など、独自の3Dプリンティング技術を融合して精緻で高精度、自由度の高い造形を可能にした。環境配慮コンクリートなど、施工条件に応じた様々な材料に対応する。 製造業などで一般的に使用されている6軸の多関節ロボットを使用しており、2mのレール上を水平移動しながら最大長さ7.2mの大型RC部材を現場で制作することができる。レールを延伸すればそれ以上の大型RC部材の製作も可能。移動用レールを含めると7軸の自由度があり、アーム先端のノズルを3D的に制御して複雑な動作をこなす。

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