貝殻使い砂を置換 ホタテトラポッド 清水建設
清水建設(本社、東京都中央区京橋、社長=井上和幸氏)は、北海道猿払村や不動テトラ(東京都)など7者と共にプロジェクトチームを組み、ホタテ貝殻を再利用したテトラポッド「ホタテトラポッド(HOTATETRAPOD)」を開発した。 ホタテトラポッドは、テトラポッドの原料に使用する砂の代わりに猿払村のホタテ貝殻を使用して、砂の消費量を50%まで抑えたサステナブルな「ブルーカーボンテトラポッド」。猿払村は国内有数のホタテ生産地で、猿払村が位置する宗谷地区では、年間約4万トンのホタテ貝殻が廃棄されている。貝殻の主成分、炭酸カルシウムはコンクリートとの相性が良く、砂程度の粒径に粉砕すると「シェルサンド」として、テトラポッドに使用する砂の代替素材として活用できる。 貝殻の使用による微粉末効果で初期水和の促進と、炭酸カルシウムと各種カルシウムアルミネートとの反応による初期強度の向上もみられるという。
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