蓄電コンクリート、コンソーシアムが本格始動 MITが開始式
米マサチューセッツ工科大学(MIT)は16日(現地時間)、電子伝導性炭素セメント材料「ec3(蓄電コンクリ―ト)の社会実装プロジェクトのスタートを記念して、MITミュージアムを会場に開始式を開催した。式典は今年4月、MITと會澤高圧コンクリート(本社、北海道苫小牧市、社長=會澤祥弘氏)が、蓄電コンクリートの社会実装に向けた共同研究コンソーシアム「EC3‐Hub」の設立で合意し、プロジェクトが本格始動したことを記念して開催したもの。MITの大学関係者を軸に、同技術に関心を寄せるグルーバル企業や政府関係者らも招待。在ボストン日本国総領事館の箕谷優首席領事をはじめ、北米三菱商事ボストン支店長ら日本企業の駐米代表らが出席した他、フランスの大手建設会社ブイグ、モンゴルのセメント最大手MAKの関係者らおよそ60名が出席した。式典ではコンソーシアムの代表を務めるMIT土木環境工学部のフランツ・ヨーゼフ・ウルム教授が技術の概略説明を含めて開式挨拶をした後、會澤高圧コンクリートの會澤祥弘社長が、30分間にわたり基調講演を行った。式典の模様はMIT関係者らを対象にリモートでも配信した。
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