蓄電コンクリート始動、工業会設立へ50社公募 aNET ZERO
會澤高圧コンクリート(會澤高圧・本社、北海道苫小牧市、社長=會澤祥弘氏)は9月24日、「aNET ZEROイニシアティブ」の第5回経営者会議を都内で開催した。会議のメインテーマは「蓄電コンクリート」で、米マサチューセッツ工科大学(MIT)と會澤高圧が今年4月に設立した蓄電コンクリート研究開発コンソーシアムの骨格や、蓄電コンクリートの技術開発ロードマップ、実施権契約のグローバルフレームワークが明らかになった。 今後、會澤高圧は蓄電コンクリートの早期社会実装に向けて国内外で800万米ドル(約11億5000万円)の資金調達を実施。これをテコに「発熱するコンクリート」と「電気を蓄えるコンクリート」を開発する。国内では「蓄電コンクリート工業会設立準備会」が発足。10月末を期限に国内メーカー50社を工業会メンバーとして公募する。1社あたりの契約金は2万米ドルで、開発資金800万米ドルのうち100万米ドルを工業会、残りを国内外のオフィシャルパートナーから受け取るライセンスフィーで賄う計画だ。
週刊ブロック通信の購読申し込み
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。