セメント運搬船「竜王」省エネ・AI搭載し就航 富士海運 

富士海運(本社、山口県山陽小野田市、社長=脇村博之氏)の新造セメント専用運搬船「竜王(RYUOH)」が、6月27日に就航した。太平洋セメントの輸送業務に従事し、セメントの安定輸送に向けた最新鋭の設備を備えている。鉄道建設・運輸施設整備支援機構との共同事業として建造したもので、三浦造船所(大分県佐伯市)が建造し、船舶管理を富士海運、運航は東海運(東京都中央区)が担当する。「竜王」は、全長約113m、総トン数5271トン、載貨重量7505トン。セメント運搬に特化した荷役設備を備え、多品種・高品質な製品を効率的かつ安全に輸送できる体制を構築。環境性能と労働環境の向上を両立した次世代型内航貨物船として注目されており、海運業界における省エネ・脱炭素化への対応でも、先進的な取り組みを装備した。

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