多様なドーム構造を構築、KTドーム工法 鹿島建設

鹿島建設(本社、東京都港区元赤坂、社長=天野裕正氏)は12月23日、米ドーム・テクノロジー社(CEO=ブラッドリー・ベイトマン)との技術提携により、多様なドーム型構造体の構築が可能な「KTドーム工法」を開発したと発表した。 工場製作したドーム型のポリ塩化ビニール(PVC)膜に空気を送り込んで膨らませて型枠として利用し、断熱材や鉄筋などを組んで内側からコンクリートを吹き付けてドーム型の躯体を構築する工法で、柱や梁のない大空間を実現することができる。トクヤマが発注した貯留量1万トンの貯蔵サイロ建設工事(山口県周南市)に同工法を適用し、12月16日に膜の膨張を実施。1時間ほどで直径27・5×高さ28mの大空間が出現した。今後、内部躯体を施工し5ヵ月後の22年5月にドーム躯体工事が完了する見込み。

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