CFRP端材で補強コンクリート、リカボクリート工法 大林組とトヨタ
大林組(本社、東京都港区港南、社長=蓮輪賢治氏)とトヨタ自動車(本社、愛知県豊田市、社長=佐藤恒治氏)は9日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の廃棄物をコンクリート材に再生利用する技術「リカボクリート工法」を開発したと発表した。燃料電池車「MIRAI」の水素タンクに使用されているCFRPの端材を、コンクリート補強用短繊維として再生利用するもので、CFRPの廃棄量を削減し、サーキュラーエコノミー(循環経済)の推進に貢献する。新品の炭素繊維と比べてCO2排出量を15分の1、通常の補強鉄筋を使用した場合との比較では9分の1に削減できる。
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