地域インフラ管理、広域連携を提言 社整審・交政審技術部会
社会資本整備審議会技術部会の社会資本メンテナンス戦略小委員会は、今後のメンテナンスのあり方を提言書「総力戦で取り組むべき次世代の『地域インフラ群再生戦略マネジメント』~インフラメンテナンス第2フェーズへ」にまとめ、中央自動車道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故から10年となった2日、磯部雅彦部会長(高知工科大学学長部)と家田仁委員長(政策研究大学院大学教授)が斉藤鉄夫国土交通大臣に提言を手交した。提言では、22年以降をインフラメンテナンスの「第2フェーズ」と位置付け、市区町村が抱える財政面・体制面の課題を踏まえて、既存の行政区域にこだわらず各地域に複数・広域・多分野に存在するインフラを「群」として捉え、自治体が連携してインフラをマネジメントする「地域インフラ群再生戦略マネジメント」への転換を軸に、今後重点的かつ速やかに取組むべき施策を7項目にまとめ提言した。
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