建設コスト高止まり、24年度は投資低調に 建設経済研・建設投資見通し 

建設経済研究所と経済調査会は12日、2023,24年度の建設投資見通しの最新の状況を公表した。24年度の投資総額(名目値)は72兆4100億円(同0.7%増)、実質値は58兆6100億円(同0.1%増)となる見通し。前年度の新規着工の減少が影響して投資額は微増にとどまる。コスト高を背景に住宅着工は抑制が続き、企業の設備投資意欲は旺盛だが、足元では非住宅分野の建設投資が低調な状況が続いている。同研究所では、特に民間分野で住宅・非住宅ともに新規着工を控える動きが出ていることや、日米金利差の縮小による円高で民間企業の収益が下振れすると、設備投資にマイナスの影響を及ぼす恐れがあるとしている。

週刊ブロック通信の購読申し込み

CTA購読申し込み画像
「コンクリート製品業界に関連するするニュースをいち早く・幅広く」お手元に届けることを心がけ、「週刊ブロック通信を読めば、この一週間の業界の動きが全て分かる」紙面づくりを目指しています。