治水対策を自分ごとに CNには長期の視点を 土木学会全国大会
土木学会(会長=池内 幸司氏)は、9月8日から12日まで熊本城ホールと熊本大学黒髪キャンパス(熊本市)を会場に、令和7年度土木学会全国大会を開催した。「気候変動時代の土木イノベーション~カーボンニュ―トラルとレジリエンスで創る持続可能な社会」を大会テーマに据え、産学官の土木技術者らがテーマに関連した講演や討論会などを展開。災害復興の現場で得られた知見や、持続可能な未来に向けた最先端の研究成果を共有すると共に、活発な議論を展開した。
10日の基調講演では、池内会長が「カーボンニュートラルでレジリエントな社会を目指して」と題し、気候変動への適応とカーボンニュートラルの実現を2本の柱に講演。講演の前半で気候変動によって激甚化する水害の状況について解説し、日頃からどのように備え、災害時にどう行動すべきかを考える重要性を訴えた。また後半は、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの方向性について述べた。
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